14歳のふたり

sasaki

2009年11月10日 03:28




今日は、仕事の合間に


うちの実母と、中学~高校時代の友人・Dちゃんの家に行ってきました。


Dちゃんは七五三の着付を自分でやってみたいとのことで


着付のベテランの母に講師をお願いしたのです。


そして、そこはワインとモルトウイスキーのお店・閃屋さんのすぐそばで





着付の練習が終わった後に


母と、Dちゃん&Dちゃんの息子ちゃん(3さい)と閃屋さんまで歩いて行ってきました。





私以外は全員が初・閃屋さん体験で


ワインセラーの中まで丁寧に案内していただき


気をよくした母の、のん気な一言


「今からsasakiの家で閃屋さんのシャンパンでも開けましょうよー」


・・・ということで、急遽私の家に集合しまして


閃屋さんでゲットしたシャンパンの会を開きました。






Dちゃんと私は、中学時代から同じ寮に入っていたこともあり


友達、というより姉妹みたいに育った仲で


大学~仕事漬けの間、15年ほど音沙汰がなかったのですが


お互いに帰熊し、家庭&子供を持って


また昔のように付き合せてもらっています。


イコール、うちの主人も同級生なので


今日はちょっとした同窓会でした。





そんな久々に会ったDちゃんが「私、いいもの持ってるとたい」と言って


写真をプレゼントしてくれました。


・・・そこには、14歳の主人と私。


修学旅行で出かけた、旅館の前で


恥ずかしそうに写った、私たち二人の写真でした。





実は、主人と私


高校に入って、お別れした時に


お互いの写真を全て燃やしてしまっていたのです。


(示し合わせたわけでもないのに、後に判明したことで。二人とも燃やしていたことが笑えます)


だから、この一枚は本当に貴重な写真で


ああ、友達って本当に有難いなーと感じました。







14歳の頃、


大好きだった主人は


学校ではやけに明るくて、何処にいても目立つ存在でしたが


実はとても繊細で切ない人で


その頃の私は、彼の気持ちをしっかりと受け止めることができませんでした。


上手にかわすなんて出来ない、本当に不器用な恋愛で


彼のことを考えると、好きな気持ちが募って


もっともっと自分が好きになっていくのが恐かったとですよね・・・


14歳にして自分の女性としての器の小ささも思い知ってしまった、苦い恋愛の記憶です






はにかみながらも、勇気を出して彼を見上げる私


とっぽい表情で、私をわざと見ない彼


一枚の写真の幼い二人を見ていると


14歳の時の、そんな切ない気持ちがワーッと甦って来ました。





そんなぶきっちょな二人が


今、こうして夫婦でいれること自体


なんといいますか、とっても幸せなことなんですよね・・・。


四半世紀を経て


加齢臭に包まれつつある、39歳のおじさんになった少年は


今も私の中では切なくて、大切な人なんだな、と


しみじみーと感じることができました。


仕事と家事と育児に追われてしまう、相変わらず不器用な私


もっと主人と向き合って、共有できる時間も作りたいな、と思えた1日でした。

















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